旅×ものづくりー諏訪にリビセンができるということ
諏訪についた日の午後は、リビセンの作業がお休みだったので、みんなでお昼ご飯を食べた後、私は下諏訪観光することにしました。
特に観光の下調べをしていた訳じゃなかったので、「マスヤゲストハウスに行って聞いてみたらいいよ~」とおすすめされ、早速行ってみることにしました。
マスヤゲストハウスも、リビセンの東野さんがデザインされ、華南子さんや他のメンバーはじめ、いろんな人が加わってできた空間でした。
じっくり見学する時間がなかったのですが、リピーターが多く、人気のゲストハウスのようです。
ここでリビセンの活動を知り、お手伝いに参加したという人も!
緩やかに、人が繋がっているようです。
リビセンのお手伝いをしに来たこと、諏訪を観光したいことを伝えると、オーナーのきょんさんが、とっても詳しく教えてくださいました。
オーナーさんも、他のスタッフさんも、諏訪が地元だそうです。
おすすめのカフェ(営業時間、おいしいアイスの情報も♪)、
川が綺麗なスポット、
静かで素敵だけど観光客が少なくて穴場のお寺、
ゲストハウスでもよく使う古道具屋屋さん、
温泉(ここはぬるめ、ここは○○度など細かい情報まで!)
などなど、とても午後だけではまわりきれないくらい、素敵な場所をたくさん教えてくださいました。
お寺や水辺が大好きなので、優先順位を決めてスポットをしぼって行くことに。
最初にレンタサイクルを借りることにしました。
最近、旅先で自転車を借りるのがマイブーム。
坂もあるし、短い時間を有効利用するのにはもってこい。
受付のおじいちゃんも、なんだかいい味出されていて、「冬の天気のいい日だったら諏訪湖から富士山が見えるだよ。」って教えてくれました。
“見えるだよ。”って方言かわいいなー。
自転車に乗って、いざ出発!
最初に春宮(はるみや)に向かいました。
諏訪大社は、諏訪湖周辺に4つの境内地を持っていて、そのうちのひとつがこの春宮です。
この地方では、御柱祭という祭事が古くからあるそうです。樹齢150年を超える巨木16本が、申と寅の年に山の中から選ばれ里に曳き出され、社殿の四隅に立てられます。
宝殿が造りかえられ、御柱が選ばれ、山から曳き出され、境内に立てられる一連の行事が「御柱祭」というそうです。
御柱は、大勢の氏子達の力で運ばれます。実はこういった儀式は全国にあるそうなのですが、ここまで色濃く残っているのは珍しいようです。時にはケガ人も出てしまう程大変なお祭りですが、それほどこの諏訪の地にとって大切なお祭りであり、御柱=木の存在は諏訪にとって特別なのかもしれません。それを考えると、古材に新たな命を吹き込むリビセンが、木を大切にするこの地にできるのが偶然とは思えないような気がします。この地の神様に、祝福されていそう!
諏訪大社があるので、この地には腕の立つ大工さんがたくさんいて、90年前にひとつにまとめようとできたのがスワテックという建設会社。その会社が移転して残った建物の跡地が今のリビセンだそうです!
すごく、繋がっていますね。
これはもう、来るべくして来た、という感じがします。
ここから、どんな新しい物語が生まれていくのでしょうか。
神様にごあいさつした後は、きょんさんおすすめの川へ。
おっしゃっていた通り、透明度の高い水が、さらさらと流れていました。
川沿いに小さな小道を発見し、気になってそちらに進んでみることに。
すると先で、小さな滝みたいなのが見えました。
少し深さのある場所では、地元の子供たちが、川遊びをしていました!
ばっしゃーーん!と飛び込んで、とっても気持ち良さそう!!
でも大人が飛び込むには、きっと浅すぎるだろうなー。残念。
写真を撮っていることに気づかれ、「あーーーー!!写真撮られたーーー!!」と言われちゃいましたが、その後仲良くなりました(笑)
川をじっくり味わった後は、近くにある慈雲寺(じうんじ)へ行きました。
こちらのお寺、車道が近くにありますが、とっても静か。
小さな扉をくぐると、苔むす石畳と、気持ちのよいくらいまっすぐな木々が。
西陽が優しく落ちていて、なんだか心休まる空間。
しばらくとどまっていました。
おじぞうさんも仲良く並んで、
階段までも苔に包まれ、足音は消えます。
門をくぐると、目の前に、実に立派な松の木が。
大切に、手入れされているんだと感じられました。
枯山水の美しさは、静けさを引き立たせてくれます。
遠くで鳴く蜩の声に、夏の終わりを感じながら、お寺を後に。
しっとりと、和の美を味わった後は、諏訪湖へ。
諏訪の旅、後半は“にんじんさん”との出会いのお話。
それではまた。
A bientot!
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