旅×ものづくりー離れていても、何度も来たくなる場所


1週間ぶりの更新となりました。

この1週間、あっという間で、濃い日々でした。

1週間前が遠い記憶のようです…

長野県諏訪から帰ってきて、まだ余韻に浸っています。夏の終わりの余韻。

頭の中ではフジファブリックの“若者のすべて”が流れっぱなしです。

最後の花火を見たせいです。笑


3日間過ごしたリビルディングセンター(以下リビセン)では、新しいことをするということは、こういうことか!と、初めての作業をさせてもらいながら、感じていたのでした。

普段使わない筋肉を使って、初めて触る道具を使って、初めて聞くワードがたくさん聞こえて、楽しくて、学びの多い3日間でした。


どうしたら、きれいに塗れる?

どうしたら、もっと早く塗れる?

どうしたら、効率よくなる?


いま、自分にできることは何?

いま、何のためにやっている?


そんなことを常に自問自答しながら、少しずつ答えを見つけていくのでした。



1日目、10時半頃に駅に着きます。

すごく天気がよく、駅のホームに足湯があるのに驚きながらも、気持ちのよいスタート。

駅からリビセンまでは歩いて15分弱。

前日からのドキドキは、緊張のせいなのか、それともわくわくなのか、とにかく、素敵な時間になるって確信していたので、特段何もない田舎道でさえ、「何が待っているんだろう?」という期待でいっぱいだったのです。


―ウェルカム感が嬉しい

運営メンバーの皆さんとはほぼほぼ初対面同然。他のヘルプで来られている方も、SNSで初めて知ったという人が少なくないと思います。

日中頻繁に来客者がいるような状態で、皆忙しいはずなのに、とても歓迎してくれるのです。

それはもちろん私だけじゃなく、みんな。

だから、場に馴染むのが早く、メンバー以外で作業していた人も、なんだか昔からの知り合いのような雰囲気が醸し出されるのかもしれません。


―仲間感が生まれる

初心者は、上手くできないし、早くもできない。もしかしたら、慣れている人が、パパっとやった方が、早く終わるかもしれない。

でも、同じ目標に向かって皆で何かするっていうことは、“仲間になった”感覚になるのです。


“ここは自分が塗らせてもらった”

“ここは夜中皆で塗ったところだ”

“ここは誰々が一生懸命やってた場所だ”


というふうに、ひとつひとつの壁、窓枠、床に愛着が湧いてくるのです。


余計、完成が楽しみになってくるし、頑張っている皆のことを応援したくなります。

それは、イコール、リビセンのファンが増えていくということ。

それは、すごく大切なことだと思います。それによって、人づてでひとり、またひとりと、協力者が増えていく。木の枝葉のように、広がっていく。


―頑張れる理由

社長の奥さんの華南子さん、いつも、本当に些細なことにも、「ありがとう、ありがとうー」って言ってくれます。

“素人の私でも何か役に立てたのかな?”と嬉しくなるわけです。


華南子さんも、数年前何も経験がないところから今の作業を始められたので、未経験者の感情が見えるのかもしれません。

役に立てると感じると人は、もっと頑張りたくなるもの。だからさらに一生懸命になれるんだと思います。


それから、とても大きいのは、“どんなかっこいい空間になるんだろう?”という、期待感。

社長でデザイナーの東野さんがいままで手掛けられた空間ー蔵前のNui.や萩のruco。

かっこいい空間と、そこに集まる人達の雰囲気を知っているから、

このリビセンは、

東野さん自身が「いま自分にできる一番のこと」だと言われるこの空間は、

いい空間にならないはずないって皆確信しているのだと思います。

だから、何か手伝えることがあるなら、嬉しいと思います。

そう、思わせてくれる空気感が、リビセンには流れているのだと思います。


―だから何度も来たくなる

最初は日曜日の夜帰る予定でした。だけど、オールナイト左官をするということで、皆深夜まで作業がある。

次の日は仕事でしたが、月曜の始発の電車で東京に戻ることにしました。

それは、純粋に、「もっとここにいたい」と思ったから。

左官はしたことありませんでしたが、皆が作業続けてるのに、自分だけ帰るのが、なんだか寂しかったのもあります。

そうやって、ぎりぎりまでいて、乗った特急の中、なんだか眠たくなくて、充実感と、幸せでいっぱいだったのでした。

また、頑張ろうと。


今日はこの辺で。

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