初めてのオーダーシャツ―どこで買えばいい?パート1―



皆さんは、オーダーシャツを仕立てられたことはありますか?

興味のある方、どこで買えばいいか迷いませんか?



一口にオーダーシャツと言っても、種類がいくつかあります。

着る目的によって、選び方が変わってきます。今日はその種類について、お話したいと思います。



オーダーシャツは、主に3つに分けられます。

①パターンオーダー

②イージーオーダー

③フルオーダー

これは、呼び方がいくつかあって、混同されて使われていることもあるので、あくまでも私の認識ですが、それぞれの特徴、メリットデメリットがわかれば、見分けられると思います!



①パターンオーダー

これは文字通り、パターン=型紙があらかじめ何種類も用意されていて、その中から自分のサイズにあったパターンを選び、袖の長さや首回りの大きさを調整できる、オーダーシャツです。

猫背であったり、イカリ肩の体型には合わせることはできませんが、”ゆったりめ”や”ほそめ”といった、大体のシルエットでしたら調整可能です。

シワのつきにくい形態安定や、吸水速乾といった機能性がある素材もそろっているのでお手入れがしやすいというメリットがあります。


全国の百貨店や、シャツメーカーで扱われており、店頭だけではなく、ネットでのサービスも増えています。

価格は5,000円代から、10,000円代くらいで、納期は約2週間。


「既製品では、袖の長さが合わない」

「ゆったりめ、または細めのシャツが欲しい」

「衿型は好きだけど、生地が好きではないのがある」

「仕事用で、頻繁に着用するし、洗濯もクリーニングに出す」

「形態安定、吸水速乾等機能性を重視したい」

「なるべく早く手に入れたい」


という方々におすすめです。



次に②の説明…の前に、わかりやすい③からご説明します。


③フルオーダー

一番高級なシャツで、採寸も細かく行います。雑誌でいうところのMen's EX等、クラシックなスーツスタイルを好まれる方は、フルオーダーのシャツに興味があられるのではないでしょうか。

本番を縫う前に、仮縫い(一度お客さんに試着してもらい、その後ほどいて修正する)を行うところもあり、縫製の仕方も、ミシンだけではなく所々、手縫いで仕立てられます。縫い目の細かさや、縫い方も、パーツによって変えていきます。

ひとりひとり、型紙をおこし、骨格や筋肉の付き方等人間工学に基づいて仕立てられるので、とても立体的になります。

生地もイタリアやスイスといったインポートの生地が多く、綿100%でもしなやかで、光沢感と独特の“ヌメリ”があり、肌触りがよいものが豊富に揃っています。


残念ながら、国内でこういったレベルのシャツを仕立てられる職人さんは少なく、納期も半年とかかる場合もあるようです。

価格は30,000円くらいからあり、生地によって変動します。


②のイージーオーダーについては、次回お話しします!

今日はこの辺で。

Chemiserie en chemin

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